自分の成長を測る方法、それは「アウトプット」だった!【樺沢紫苑さんのコンパス】

どうも、メーターです。

 

このブログではある方のコンパス(こだわり)について記載致します。

読者の方は、ご自身のコンパスのラインナップを豊かにして頂き

快適な旅に出ていただければと思います。

 

今回は「学びを結果に変えるアウトプット大全」の著者、

樺沢紫苑さんのコンパスについて記載したいと思います。

 

〇樺沢さんのコンパス「人生には自己成長感が大切」

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自己成長感、つまり「自分が成長している感覚」が人生では大事です。成長している感覚が実感できるとドーパミンという脳内物質が分泌され、それが「幸福感」を生み出すからです。

例えば、苦手教科のテストの結果は30点だったのに勉強したら100点がとれた、みたいな場合に「私は成長したな」と感じる、まさにその時「幸福感」が生み出されているというわけです。

 

なんとなくお分かりいただけたでしょうか。

「いやいや待ってください、私は学生ではないし特にテストを受ける機会もない。もうドーパミン出せないんですか?」と思われた方、ご安心ください。

樺沢さんは誰にでも出来る自己成長を感じる方法を提示されています。

 

〇アウトプットが幸福感につながる

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 樺沢さんは自己成長感を感るためには「アウトプット」することを強く提案されております。具体的にアウトプットとは何か、例えば家族や友人に昨日読んだ本の感想を述べること、SNSへの投稿や本ブログのような記事を書くこともそれにあたります。

 

「ただなにかしらの感想を述べればいいんだったら、普段からやってるぜ」という方、残念ながら「ただ情報を発信していればOK」ではありません。

自己成長感を得るためのアウトプットにするには気を付けるべきポイントがあります。

 

〇自己成長感を得るアウトプットの為のポイント3つ

自己成長感を得るためのアウトプットをするためのポイントは次の3つです。

1.反応を見ろ

2.失敗を恐れるな

3.自己洞察力を高めよ

  

<1.反応を見ろ>

アウトプットの際に肝心なのは「相手の反応をしっかりと見ること」です。自身のアウトプットで相手が喜んだか否かが重要で、相手を喜ばせられる状態になること、これが自己成長であり幸福感につながります

例えばSNSで情報を発信した時に「分かりやすかった!」といったポジティブなコメントが多く貰えたら「喜ばれたアウトプット」、まったく反応が無い場合は「喜ばれないアウトプット」と言えるでしょう。

「自分は相手を喜ばせられるようになったのか」を評価するためだけでなく、どうすれば相手が喜ぶのかと試行錯誤するためにも、まずは相手の反応を見ることが非常に大切です。

 

<2.失敗を恐れるな>

「発信してみたけど全然反応が無い...」「ブログ初めて見たけど閲覧数が増えない」といった事実を失敗として捉えて「トライ&エラー」のプロセスを回せないという方もいらっしゃるかと思います。

しかし、樺沢さんは失敗とは「学びがないこと」だと指摘しています。言い換えると、そこに学びさえあれば「失敗ではない」ということです。

「失敗」を「学び」に変える方法が「フィードバック」です。例えばブログで記事を投稿しても閲覧数が伸びない場合とめちゃくちゃ閲覧数が伸びる記事があったとします。その時どちらにもフィードバックをかけて「なんで閲覧数が伸びなかったのか」「なんでこの記事がよく見られるの?」というように反応に対する理由を検証、それを踏まえ「じゃあ次の記事ではこう工夫しよう!」というように課題を潰し込みます。この様に「失敗」を「調査材料」として捉えて活かせば、なんだかアウトプットの質も上がっていきそうな気がしますよね。

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でも実際にこのフィードバックって結構難しいんですよ。皆さん「これだ!」と選び抜いた出来事や言葉で発信されていると思います。すると「何が悪いかわかりません」「あの人は人気者だからウケるんじゃない?」といった思考に陥るかもしれません。

それに対し樺沢さんは「ポジティブ3行日記」を推奨されています。

 

<3.自己洞察力を高めよ>

自分の行為を客観的に見る力、それが「自己洞察力」です。自分を客観的に見るためには、自分の行動について「自分はなんだあんなことをしたんだっけ?」「どんな感情だったかな?」という視点で振り返ることが必要です。そしてその振り返りを習慣化するのに効果的なのが「ポジティブ3行日記」です。

「ポジティブ3行日記」とはその日に起きた「楽しかったこと」を3つ思い返して日記に書くという取り組みです。これにより3つの効果を得ることが出来ます。

・客観視が出来るようになる

・ポジティブに考えられる

・悪いことが忘れられる

また、この取り組みは「寝る15分前」に取り組むのが効果的です。この時間は最も記憶に残りやすいため、このタイミングで「楽しかったこと」を思い出すと、もうその日は楽しいことしか起きなかったことになります。

「今日やって明日効果が出る」というわけにはいかないかもしれないですが、樺沢さんの経験ではなんと一週間でも効果がでる人がいたそうです!一行1分、合計3分の取り組みですので、これはやってみる価値があるのではないでしょうか。 

 

ドーパミンのみはNG! 健康や人との繋がりも大切に

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「明日からどんどんアウトプットするぞ!」と意気込んで頂いた方、残念ながらドーパミンを得るだけでは樺沢さんから100点を貰うことはできません。

樺沢さんは、幸せな状態とは「セロトニン」「オキシトシン」が得られたうえで「ドーパミン」を得ることだと定義しています。

セロトニンは健康状態であることで分泌される物質です。ここで重要なのは体だけでなく心の健康も満たされている必要があります。「心が不健康状態」とは「イライラ」「不安」「焦り」などです。なので、体のケアだけでなく、気分転換などを行うことで心のケアも怠ってはいけません。

オキシトシンは「愛情」や「友情」などを感じたときに分泌される物質です。「友人と一緒にて楽しい」とか「子供が手を握ってくれて愛おしい」みたいな感情になったときオキシトシンは分泌されています。SNSなどネット上のやりとりでも出ないわけではないようですが、実際に会ったときにとは比べ物にならないそうです。なのであまり人と関わることがない方は、食事に誘うなど積極的に関わりを持つことを心がけましょう。

 

〇まとめ 

今回は樺沢紫苑さんのコンパスについて記載致しました。

<コンパス「人生には自己成長感が大切」>

・自己成長感を得るためにはアウトプットが必要

・アウトプットをする際の気を付けるべき3つのポイント

1.反応を見ろ:自分の成長度合いを測るため、相手を喜ばせ方を探るため

2.失敗を恐れるな:事実を学びに変えて、その後に活かすことが大切

3.自己洞察力を高めよ:自身の行動を客観視するためにポジティブ3行日記で鍛える

・健康を維持して「セロトニン」、人とのつながりを感じて「オキシトシン」、そしてアウトプットから「ドーパミン」を得て初めて幸せになれる

 

いかがでしたでしょうか。

これから「SNS」や「ブログ」を初めてみようかなと思ってる方は、初めから「どうすればみんなが喜ぶのか...」なんて考える必要はないと思います。とりあえず自分が発信することに興味を持てるのかどうかから始められるのが良いと思います。そのうえで「もうちょっと凝ってみようかな」なんて思われた際は、本ブログを思い返して頂き皆さんを喜ばせて、ご自身の成長感を実感頂ければと思います。

 

みなさんのコンパスラインナップに本記事を加えて頂ければ幸いです!

ではまた!